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【新刊】西郡哩来『馬旅日記』

2,420円

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沖縄本島北部の大宜味村にある牧場に通う中学を卒業したばかりの15〜16歳の男女3人組が、馬に乗って沖縄を北から南へ、そしてまた大宜味村まで戻って来るまでの9日間の旅の記録をまとめた1冊。 著者は馬旅の当時16歳だったリク(書いているのは19歳頃だろうか?)。 「モットーは「大人に頼らず、できる限り自分らでやる」である」。 馬の疲労や食事のこと、自分たちの食事や寝床の確保など、天候にも左右されながら様々な困難をなるべく大人の助けを借りずに「自分の持ち得る本質的な力量、術、役割を最大限に発揮」して解決しながら旅を続けることを目指す。 笑いあり、涙あり、後悔や反省あり、そして協力あり。馬でドライブスルーに挑戦するお茶目さもあり。 1つ1つのシーンと心の動きがとても鮮明に書かれていて瑞々しく、周りの大人たちの見守る姿もとてもいい。 それと同時に”コンクリートの道”についても思い至る。 「ようやく馬旅の重大さに気づかされた。今まで馬場という柵に囲まれた砂場で乗っていたのが、いきなり柵もない硬いコンクリートになって、馬にとっては見知らぬものばかりの環境で僕は馬を扱っているのだ。」 人間と馬の体温がしっかりこもった、なかなか読めない1冊だと思います。ぜひ! ーーーー 版元HPより 『馬旅日記』 著者 西郡哩来(にしごおりりく) 挿絵 西郡多実 写真 関めぐみ 装幀 米須清成(nagi press) 幼い頃から馬の牧場へともに通った3人が、15歳を迎え、自分たちだけで沖縄本島を周る旅に出た。 8泊9日、馬と人とのかけがえのない旅の記録。 沖縄本島北部、大宜味村にある、みちくさ牧場。 「馬が先生」であるという牧場に日々通い、彼らが学んだ知恵と技術と、それぞれの個性を生かした、「一生ものの初めて」がつまった9日間。 ーーー 「本当の試練というのはやはり、旅に出た時に明るみになるものだ。 それこそが旅の醍醐味であり課題であり、僕たちが馬とともに乗り越えなければならない障害である。 ゆえにこの旅では、大人の並走はなく、助力も最小限にしてもらう。なぜなら、近くに大人がいてはその状況に甘んじてしまう自分たちがいるからだ。自分の持ち得る本質的な力量、術、役割を最大限に発揮するためには、それなりの制約が必要で、ほどよい自由(ほったらかし)とほどよい苦難を設ける必要がある。 自分たちだけで馬を連れてどこまでできるか。今旅のモットーは「大人に頼らず、できる限り自分らでやる」である。」(「はじめに」より) ーーー 目次 1日目 出発 飛んで跳ねて暴走する三歳児 ウララが 諦めるのも1つの選択肢 もう限界です 代打の代打 馬具について 2日目 そう、奇跡なの 馬は死んでも放すなよ! 放心状態の男の子 ポカリ麦茶カルピス 3日目 ルーティン いざ、街へ 通行止めと言われてしまう おっちゃんやってくれたな 第二の心臓 ラーメン満月嵐 真夜中の格闘 4日目 狂う感覚 恩納村の歩道事情 ロバがいるパン屋さんへ 相性とか信用とか ミールスの食べ方 関ちゃん到着 馬のスニーカー 夕飼い 5日目 パン屋の朝は早い 馬でドライブする 東京からパパラッチ 昼飯を求めて スニーカー紛失 紳士さ溢れる笑顔 外れては直し 窓から馬が見えるなんて イーターズハイ 6日目 朝だ うまい。甘い。 パチンコ屋 あの辺だよ 馬糞が欲しい庭師 さぁジャンプ! 最南端の洗礼 反射する月 7日目 みんな起きちゃうでしょ 東雲 折り返し地点 案内されるがままに 工業地帯を突き進め 小休止 ブリュレのように炙られる やけに詳しい人 ロギでの思い出 ついに買っちゃった ユーフォー 午後のひととき レモンケーキの人 8日目 冷える朝に寝そべるビーム 疝痛 331号線を進む ちゃんと旅してる 最後の晩 9日目 最終日 ラジオ体操第二 愛しの名護へ ビアンコ血流れる 訪れる食 山を登ればそこにある 西郡哩来(にしごおりりく) 2006年生まれ。神奈川県出身。5歳の頃に家族とともに沖縄本島北部の森の奥へ移住し、小学校に上がるタイミングで馬の牧場「みちくさ牧場」に出会い、そこへ12年通う。2025年現在は、沖縄本島の今帰仁村にて両親の営む喫茶店の手伝いをしながら、気分で馬に乗ったり写真を撮ったり、執筆をしたりしている。 発行日 2025年8月1日 定価 2200円+税 ISBN 978-4-910976-04-4 四六判・仮フランス装 214ページ

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