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服部文祥『お金に頼らず生きたい君へ』

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登山家・服部文祥の『お金に頼らず生きたい君へ』が新刊入荷! 廃村で家を手に入れ、狩猟し、水を引き、野菜を育てて…。出来るだけお金に頼らずに生活しようと試行錯誤した3年ほどの記録。 一見便利な「お金で何かを購入すること」という行為に奪われてしまった、生きること自体の楽しみや喜びを丁寧に綴ってくれています。 方法と実際にかかっ(てしまっ)た費用が具体的に書いてあり、参考にした書籍の紹介も端的。 しかし理想だけではなく、著者が考える経済活動や保険や年金にかんする幾多の「そもそも」論が展開されていて、それらは廃村や古民家生活を送らない者にもきっと何か届くものがあるだろう。 「ロープウェイに乗ったら、山頂には楽チンで行けたけど、登山としての意味は失ってしまう。それと同じことが生活で起こっていないだろうか」 「新たな知識とともに選択した昔の生活が、近未来の豊かな生活だ」 いつものコンビニやスーパーで何かをレジに持っていく前に、はたまたスマホやパソコンの画面内でポチッとする前に、ちょっと立ち止まって考えてみる。1秒前には思い浮かばなかったワクワクするような素敵なアイディアが思い浮かぶかもしれない。 河出書房新社の〈14歳の世渡り術〉シリーズ。中学生〜大人まで気になる方はぜひ! ーーー 【以下、出版社HPより】 お金を払えば誰かが何でもやってくれる。そんな生活は本当に楽しい? 廃屋を手直しし、沢から水を引き、薪で火をおこし、シカを撃ち、太陽光で発電する。どこまで自力で生きられるか? 地球の生き物(ホモ・サピエンス)としての自由と喜び。 「……満員電車に乗ったり、締め切りに追われたり、本当に必要なのかどうかわからないものを売ったりして、生きていくのが自分にしっくりこないと感じている人もいるのではないだろうか(私だ)。社会人になったら、どこかの企業に勤めたり、起業したりして、経済社会に参加して、お金を稼いで、それで生活を購入して生きていくことに、違和感を覚えている人がいるのではないだろうか(私だ)。生きることが、まるでお金を稼ぐことになっている社会がつまらないと感じている人がいるのではないだろうか(私だ)。」(本文より) 山村の古民家を利用して、手間を惜しまず、ライフラインや食料を自給自足する暮らしを、 一から実践し、試行錯誤している登山家が、自らの体験をもとにまとめた記録。 自給自足は、できます。 【目次】 はじめに 人間だってやればできる その一 田舎に住処を探す その二 ちょっと寄り道(生きるとは) その三 ケモノを狩る その四 古民家を活用する その五 沢の水を引く その六 土間を活用する その七 文化カマドで脱化石燃料 その八 犬と暮らす その九 ソーラーで発電する その十 畑で作物を育てる その十一 制約と妥協点 ちょっと長いあとがき 【著者】服部 文祥 (ハットリ ブンショウ) 1969年生。登山家、作家。世界第二の高峰K2などに登頂したのち食糧を現地調達する「サバイバル登山」を開始。『サバイバル登山家』『サバイバル登山入門』『息子と狩猟に』『お金に頼らず生きたい君へ』など。

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