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シブヤメグミ『懺悔の値打ちもない』

1,650円

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これは、、とんでもなく恐ろしいドキュメント。けどミステリー小説やバイオレンス映画のように、先のことや語っている人物のことを想像しているうちに、あっという間に読めてしまう。 欲望と権力のままに生きた男。著者の母がその男に恋してしまったせいで、著者の家族はめちゃくちゃになってしまう。男には妻とたくさんの愛人がいる。みんな「餌食」となって、家族や親子関係や精神状態が大変なことになる。 男が亡くなり、周りの女性たちが語ったことをまとめた1冊。 小説より小説のような話。本当に恐ろしい。 でもこれもやっぱり人間なんだな、と思う。 ーーー 定価: 1,650円(本体1,500円) 著者: シブヤメグミ 判型: A6判(文庫サイズ) 総頁: 192頁 製本: 並製 ISBN: 978-4-9910880-1-8 C0195 新宿の片隅で秘密めいたバーを経営するシブヤメグミは「嵐を呼ぶ女」だ。ホストにホームレス、ミュージシャン、弁当屋のおやじにAV映画監督・・・・・・「このひとはいったいどうやってこんなに突拍子もない人間たちと出会って、いきなり親しくなってしまうんだろう」という積年の疑問が嵩じて、メールマガジンで「シブメグの人生小劇場」という連載をしてもらっているが、どんなすごいひとよりもすごい体験を、自分がずっと抱えたまま生きていることを最近知った。  実の母親が巻き込まれしゃぶり尽くされ食いちぎられた、どうしようもなく圧倒的に獣のような男の欲望人生を、餌食となった女たちがいま語り出す。読んでつまらないから三文小説と言うけれど、どんなに想像力が枯渇した小説家でも躊躇するような展開が現実に起こってしまうと、その圧倒的なリアリティに僕らは立ちすくむしかないのだった。 (都築響一)

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