GPSや地図などを何も持たずに、何度もゴビ砂漠を旅をした記録をまとめた1冊。
だだっ広い砂漠にたった1人。山や地形や遊牧民のゲルなどを目印にして、それらをメモしながら目的地へと歩みを進める。砂嵐、雪、道迷い…持っている食料の量。進むのか引き返すのか。一つ一つの判断が生命の維持と直結する。まるでSF小説のような旅の記録。
「ほとんど人がいない、いても自分のことを知らない、自分も相手のことを知らない、そんなところを彷徨っていると、徐々に精神が浮遊してくる。」
「本書は僕が、人間砂漠でうまく生きられず、本物の沙漠へ逃げ込み、沙漠人間となった物語です。」