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【新刊】植本一子『ここは安心安全な場所』

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馬がいる岩手県・遠野のある施設に通いながら考えたことや撮影した写真をまとめた1冊。 そこにいるのは、農耕や乗馬やセラピーといった役割のためやペットのためではなく「ただそこにいるだけの」馬たち。そんな馬たちと触れ合うなかで見えてきたものとは。 そして植本さん曰く、遠野に通うことは、遠くない未来にやってくる娘たちが自立した後の「自分のために生きる」時間のための練習とのこと。 自分のために1人きりで遠野に通うこと。そこで「ただそこにいるだけの」馬たちと出会ったこと。馬と自分の過去と現在と未来をゆっくりと見つめる。 巻末に施設の人の文章が収録されているのですが、それもとても良かったです。 感情や役割や存在に名前をつけること。それによって人は安心して、他者や世界と関係を持つことができているのだと思うのですが、しかし名前をつけることで生まれる窮屈さもたしかに存在する。馬も人も無名の存在としていてただそこに居てみることの可能性。面白い1冊でした。ぜひ。 ーーー 【以下公式HPより】 あなたとわたしの現在地をみつめる 植本一子のエッセイシリーズ (わたしの現在地) 早くも第2段の登場です 今回のテーマはここ数年通っている遠野のとある場所と馬についてです。 ふいに出会えた場所、人、そして馬たちが、わたしのその後の人生を変え、そして支えることとなりました。本には8遍のエッセイと、詩を1つ書きました。 さらにこのエッセイ集の主要人物であるとくさんこと徳吉英一郎さんに寄稿文をお願いしました。 「自分自身で生きる」とは、どういうことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間のなかで、わたしは少しずつ自分を取り戻していった。 葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。 偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。(本文より)   わたしの現在地(2) 『ここは安心安全な場所』 目次 北へ向かう 山の一日 とくさんと馬たち 自己紹介をしない 夜眠れない人 生きる才能 ひとりになること とくさんへ あとがき 自分を支える 寄稿 無名であること。無名になること。無名と有名を往還すること。 徳吉英一郎 2025年6月14日 初版第一刷発行 著者 植本一子 寄稿 徳吉英一郎 装丁 川名潤 校正 松井真平 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 発行者 植本一子 168ページ B6変形

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